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テニスガット(ストリング)の選び方

テニスラケット面に張っている網の部分を「ガット(ストリング)」といい、この部分でボールを打ちます。硬式テニスガットは、素材によって呼び方が異なり、主に「ナイロンガット」、「ポリエステルガット」、「ナチュラルガット」の3種類です。

テニス初心者には、腕を痛めにくい「ナイロンガット」の、程よい打球感がある「マルチフィラメントタイプ」をおすすめします。ガットのゲージは、バランスの良い「1.30mm」がいいと思います。

ガットのテンションは、男性と女性や個人の力によっても変わってきますが、ボールが前に飛びやすいように、男性なら「50~55ポンド」の間ぐらい、女性なら「45~50ポンド」の間ぐらいで、まずは使ってみることをおすすめします。

ガットの種類

ガットの種類とそれぞれの特徴は、おおよそ以下のようになります。

項目 ナイロン ポリエステル ナチュラル
モノ マルチ
素材 化学繊維 化学繊維 化学繊維 天然素材
価格 安い 安い~普通 安い~普通 高い
耐久性
反発性
打球感
耐水性 × × ×
腕への負担 少ない 少ない 大きい 少ない

ナイロンガット

化学繊維「ポリアミド」で作られたガットを、「ナイロンガット」と呼びます。
ナイロンガットは、種類も豊富で最も一般的なガットです。また、ガットの構造によって、「モノフィラメントタイプ」と「マルチフィラメントタイプ」に分類されます。

モノフィラメントタイプ

太い芯の周りに細い芯を巻きつけたものを「モノフィラメントタイプ」と呼びます。
反発性と耐久性に優れているところが特徴で、価格も低いものが多いです。

マルチフィラメントタイプ

細い繊維を束ねたものを「マルチフィラメントタイプ」と呼びます。
弾力性や柔軟性に優れているところが特徴で、モノフィラメントタイプよりも価格は高いものが多いです。

ポリエステルガット

化学繊維「ポリエステル」、「ポリオレフィン」、「ポリエチレン」などで作られたガットを、「ポリエステルガット(省略して「ポリガット」)」と呼びます。
ポリエステルガットは、耐久性に優れており、ボールを強打しても切れにくいことが特徴で、ハードヒッターに好まれています。しかし、ガットが硬く、打球感も硬いので、他のガットに比べると腕への負担が少しあります。

ナイロンガットに比べると、ガットの断面が多角形になっていてスピンのかけやすいスピン系ガットの種類が豊富です。また、ナイロンガットとナチュラルガットは雨などに濡れると、ガットが変形したり、性能が劣化する可能性がありますが、ポリエステルガットは吸水性が低いので、濡れても問題ありません。

ナチュラルガット

化学繊維ではなく天然素材を使用して作られたガットを、「ナチュラルガット」と呼びます。
その素材は、主に牛の腸の繊維が使用されます。ナチュラルガットは、ガットの耐久性と均一性が低いものの、伸縮性の高さが特徴です。それによって、化学繊維には出せないようなボールの食いつき感と弾き感が一体となった良い打球感を出すことができます。
しかし、天然素材であるため、化学繊維に比べて大量生産しにくく、ガットの価格も高いです。

ガットのゲージ(太さ)

同じガットでも、ゲージ(太さ)が違い、0.05mm単位で1.20~1.40mmの間でいくつか展開されていることが多いです。
ゲージによって、ボールの打球感とガットの耐久性が変わります。ゲージが細いと、ガットの耐久性は低くなりますが、縦と横のガット交差部分の抵抗が低くなることで、ガットの可動域が広くなるので、ボールの引っかかりがよくなり、スピンがかかりやすくなります。逆に、ゲージが太いと、ガットの耐久性は高くなりますが、ガットの可動域が狭くなり、スピンはかかりにくいですが、安定感が高まります。

ガットのテンション

ラケットにガットを張る強さのことを、「テンション」といい、単位は「ポンド(lb)」です。
テンションは、数値が上がればガットが強く張られるため、ボールは弾まなく飛びにくくなり、数値が下がればガットが緩く張られるため、ボールは弾みやすく飛びやすくなります。適正テンションはラケットによって異なり、またその適正テンション内でなければならないということもありません。テンションは、どのラケットでもほとんど45~65ポンド内で張られることが多いと思います。
ラケットに合った、自分に合ったテンションを見つけるには、実際にボールを打ってみるしかありません。もっと飛ばしたい、もっと飛びを抑えたいということを感じたならば、テンションを2ポンドずつ調整していくとよいでしょう。

goods/string.txt · 最終更新: 2018/09/04 09:40:28 by admin