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knowledge:surface [2016/01/03 00:06:55] kabeuchiadmin 作成 |
knowledge:surface [2018/09/04 09:42:33] (現在) admin |
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| - | {{indexmenu_n> | + | {{htmlmetatags> |
| + | metatag-description=(硬式テニスコートのサーフェスについて、それぞれの違いと特徴を紹介します。) | ||
| + | }} | ||
| + | {{indexmenu_n> | ||
| ====== サーフェスについて ====== | ====== サーフェスについて ====== | ||
| - | テニスコート面の材質のことを「サーフェス」と呼びます。 | + | テニスコート表面の材質のことを「サーフェス」と呼びます。 |
| - | + | ||
| - | サーフェスの種類は、「ハードコート」、「クレーコート(アンツーカーコート)」、「砂入り人工芝コート(オムニコート)」、「カーペットコート」、「グラスコート」というようにいくつか種類があります。 | + | |
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| - | なお、「グラスコート」については、あまり一般的なコートではないので省略します。 | + | |
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| - | ===== テニスコート(サーフェス)の種類 ===== | + | |
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| - | ==== ハードコート ==== | + | |
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| - | セメントやアスファルトの上に、化学樹脂がコーティングされているコートです。 | + | |
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| - | 維持管理に手間がかからないため、世界中で最も普及しています。 | + | |
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| - | ==== クレーコート(アンツーカーコート) ==== | + | |
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| - | 土でできたコートです。 | + | |
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| - | 中でもレンガを砕いて作った粉が使われたコートを、アンツーカーコートと呼びます。 | + | |
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| - | ==== 砂入り人工芝コート(オムニコート) ==== | + | |
| - | {{: | + | サーフェスの種類は、「**ハードコート**」、「**クレーコート**(**アンツーカーコート**)」、「**砂入り人工芝コート**(**オムニコート**)」、「**カーペットコート**」、「**グラスコート**」などがあります。 |
| - | 人工芝の上に、細かい砂が撒かれたコートです。 | + | {{INLINETOC}} |
| - | 雨が降ってもすぐに乾くため、雨の多い日本で広く普及しています。 | + | ===== 各サーフェスの特徴 ===== |
| - | ==== カーペットコート ==== | + | 各サーフェスの特徴は、おおよそ以下のようになります。 |
| - | {{: | + | ^ 項目 |
| + | ^ 球速 | ||
| + | ^ バウンド | ||
| + | ^ 足への負担 | ||
| - | 絨毯のような素材を敷き詰めたコートです。 | + | ===== ハードコート |
| - | 主に屋内のコートで使われています。 | + | {{: |
| - | ==== グラスコート | + | セメントやアスファルトの上に、化学樹脂がコーティングされているコートです。維持管理に手間がかからないため、世界中で最も普及しています。\\ |
| + | ボールのバウンドが高く弾みやすく、バウンド後の球速も速くなります。アスファルトのように固いので、足への負担も大きいです。 | ||
| - | {{: | + | グランドスラム(テニス4大大会)では、「**全豪オープン**」、「**全米オープン**」で使用されています。 |
| - | 天然芝のコートです。 | + | ===== クレーコート(アンツーカーコート) ===== |
| - | 芝の維持管理に手間がかかるため、現在ではグラスコートを採用しているところは少ないようです。また、四季がはっきりしている国は芝の育成に向いていないため、日本ではほとんど芝のコートはありません。 | + | {{: |
| - | ===== オールコート用シューズ ===== | + | 土でできたコートです。中でもレンガを砕いて作った粉が使われたコートを、アンツーカーコートと呼びます。\\ |
| + | ボールのバウンドは弾みやすく、球速は遅くなります。土なので、踏み込みで足がスライドしやすいですが、柔らかいので、足への負担は少ないです。また、土に足跡などが残るので、ボールのバウンドがイレギュラーしやすいです。 | ||
| - | {{: | + | グランドスラム(テニス4大大会)では、「**全仏オープン**」でアンツーカーコートが使用されています。 |
| - | ソール部分は平ら目で、溝はありますが、そこまで深くはありません。 | + | ===== 砂入り人工芝コート(オムニコート) ===== |
| - | 程よく滑り、しっかりと地面をとらえることもできます。 | + | {{: |
| - | 以下のサーフェス向けとなります。 | + | 人工芝の上に、細かい砂が撒かれたコートです。雨が降ってもすぐに乾くため、雨の多い日本で広く普及しています。\\ |
| + | ボールのバウンドはやや低く、球速もあまり速くありません。足への負担は、ハードコートよりも低く、クレーコートよりも高いといったところです。 | ||
| - | * ハードコート | + | ===== カーペットコート |
| - | * カーペットコート | + | |
| - | ===== オムニ・クレーコート用シューズ ===== | + | {{: |
| - | {{: | + | 絨毯のような素材を敷き詰めたコートです。主に屋内のコートで使われています。\\ |
| + | カーペットでボールが反発しにくく滑るため、ボールのバウンドは低く、球速は速くなります。足への負担は、オムニコートと同様ですが、ソールがカーペットに引っかかってしまうことがあるので、注意が必要です。 | ||
| - | ソール部分は凹凸が多く、溝も深いです。 | + | ===== グラスコート ===== |
| - | 砂や土でも滑りにくくなっています。 | + | {{: |
| - | 以下のサーフェス向けとなります。 | + | 天然芝のコートです。芝の維持管理に手間がかかるため、日本で採用しているところはほとんどありません。\\ |
| + | 芝でボールが滑るため、ボールのバウンドは低く、球速はとても速くなります。足への負担は少ないですが、芝が荒れたところで足を取られることもあるので、注意が必要です。また、ボールのバウンドがイレギュラーしやすいです。 | ||
| - | * クレーコート(アンツーカーコート) | + | グランドスラム(テニス4大大会)では、「**ウィンブルドン選手権(全英オープン)**」で使用されています。 |
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