{{htmlmetatags>metatag-keywords=(硬式テニス,テニスコート,サーフェス) metatag-description=(硬式テニスコートのサーフェスについて、それぞれの違いと特徴を紹介します。) }} {{indexmenu_n>2}} ====== サーフェスについて ====== テニスコート表面の材質のことを「サーフェス」と呼びます。 サーフェスの種類は、「**ハードコート**」、「**クレーコート**(**アンツーカーコート**)」、「**砂入り人工芝コート**(**オムニコート**)」、「**カーペットコート**」、「**グラスコート**」などがあります。 {{INLINETOC}} ===== 各サーフェスの特徴 ===== 各サーフェスの特徴は、おおよそ以下のようになります。 ^ 項目 ^ ハード ^ クレー ^ オムニ ^ カーペット ^ グラス ^ ^ 球速 | 速い | 遅い | 遅い | 速い | 非常に速い | ^ バウンド | 非常に高い | 高い | 低い | 低い | 低い | ^ 足への負担 | 大きい | 少ない | 普通 | 普通 | 少ない | ===== ハードコート ===== {{:knowledge:hard-court.jpg?300|}} セメントやアスファルトの上に、化学樹脂がコーティングされているコートです。維持管理に手間がかからないため、世界中で最も普及しています。\\ ボールのバウンドが高く弾みやすく、バウンド後の球速も速くなります。アスファルトのように固いので、足への負担も大きいです。 グランドスラム(テニス4大大会)では、「**全豪オープン**」、「**全米オープン**」で使用されています。 ===== クレーコート(アンツーカーコート) ===== {{:knowledge:clay-court.jpg?300|}} 土でできたコートです。中でもレンガを砕いて作った粉が使われたコートを、アンツーカーコートと呼びます。\\ ボールのバウンドは弾みやすく、球速は遅くなります。土なので、踏み込みで足がスライドしやすいですが、柔らかいので、足への負担は少ないです。また、土に足跡などが残るので、ボールのバウンドがイレギュラーしやすいです。 グランドスラム(テニス4大大会)では、「**全仏オープン**」でアンツーカーコートが使用されています。 ===== 砂入り人工芝コート(オムニコート) ===== {{:knowledge:omni-court.jpg?300|}} 人工芝の上に、細かい砂が撒かれたコートです。雨が降ってもすぐに乾くため、雨の多い日本で広く普及しています。\\ ボールのバウンドはやや低く、球速もあまり速くありません。足への負担は、ハードコートよりも低く、クレーコートよりも高いといったところです。 ===== カーペットコート ===== {{:knowledge:carpet-court.jpg?300|}} 絨毯のような素材を敷き詰めたコートです。主に屋内のコートで使われています。\\ カーペットでボールが反発しにくく滑るため、ボールのバウンドは低く、球速は速くなります。足への負担は、オムニコートと同様ですが、ソールがカーペットに引っかかってしまうことがあるので、注意が必要です。 ===== グラスコート ===== {{:knowledge:grass-court.jpg?300|}} 天然芝のコートです。芝の維持管理に手間がかかるため、日本で採用しているところはほとんどありません。\\ 芝でボールが滑るため、ボールのバウンドは低く、球速はとても速くなります。足への負担は少ないですが、芝が荒れたところで足を取られることもあるので、注意が必要です。また、ボールのバウンドがイレギュラーしやすいです。 グランドスラム(テニス4大大会)では、「**ウィンブルドン選手権(全英オープン)**」で使用されています。